3/10/2013

震災から2年 現状について

2015年3月11日 
東日本大震災から2年が経ちました

現在の状況をここに更新いたします

避難状況

避難者数:315196人
 ・仮設住宅:   約110000人
 ・民間賃貸住宅:約150000人
 ・親戚知人宅:  約 15000人
 ・避難所:                 139人

仮設住宅や民間賃貸住宅は入居期間が定められているとのことですが、今現在その後住む場所の展望が見えないために出て行くこともできない状態だということです。
仮設住宅は住居としてはとても簡単な造りであるため、暑さ寒さが厳しく、隣の声や音もかなり良く聞こえてしまい、大変生活しにくい状態だそうです

現在、残っている避難所は埼玉県加須市のただ一ヶ所で、福島県双葉町の139人の方が今もここに避難されており、ダンボールで仕切られた状態での生活を強いられているとのこと。


現在の復興状況

水・ガス・電気などのライフラインの復旧はほぼ完全にされていますが、復興はまだまだというのが現状。

復興住宅(災害公営住宅)の整備着手27%・・・完成した住宅はほぼない。

津波を避けるための土地かさ上げ(高台に住めるようにする)の計画が立ったのが60%・・・未だ計画の段階

津波によって住めなくなった場所(災害危険区域)の方々の集団移転について国土交通大臣の同意を得ているのが82%
移転先の土地は国が整えてくれるとのことだが、土地を買ったり家を建てるには住民が支払う必要があり、経済的負担が大きいとのこと。


 被災地では道路整備や下水道整備、住宅建設、ガレキ処理などの公共事業が必要であるにもかかわらず技能者の人材不足や資材不足によって人件費材料費が高騰しているとのことで、なかなか工事に着手できないままでいるそうです。


福島原子力発電所

今現在、1日に3000人が作業にあたっているとのこと。
被爆の関係から、一人につき最長1年しか勤務できないそうです。

原子力発電所では、今もなお、冷却のために水を入れて続けており、2015年11月には使用済み燃料を取り出す作業を行う計画にあるとのことで、内部の状態を調べるための実態調査ロボを開発中。

10年以内には水で満たす冠水作業を行い、25年以内には燃料を取り出し、最長40年以内には廃炉とする計画にあるようです。

原子力発電所の地下に流れる地下水や雨水が発電所内に入り込み、400トン(25mプールひとつ分)の汚染水が流れ込むようになってしまっているそうで、今現在は汚染水をためるタンクを作って対応しているとのこと。